結婚詐欺師は見た目が冴えないことが多いですよね。でも結婚詐欺師に騙された被害者等が彼らの第一印象について一様に言うのは、
「人を騙すような人に見えなかった」
「とても真面目で誠実そうだった」
「共感力もあって悩みを親身に聞いてくれた」
などです。
結婚詐欺師の印象は、そこら中にいる普通の人であり決して見た目では判断できないのです。
でも、安心してください!このブログがきっとあなたを守ります。真面目で誠実そうな印象を与える結婚詐欺師から身を守るための方法を、実被害者達の声を元にまとめてご紹介します。予備知識という教育こそが結婚詐欺師という危険から回避する鍵となることでしょう。
相手の本質を見抜くためには、アプリなどで出会ってすぐに意気投合しても、警戒心を緩めず常に客観的な見方をすることが大事です。なぜなら警戒心を緩めてしまうことによって相手への信用や信頼が増し、客観的な見極めができなくなるからです。
また相手への感情移入が判断を狂わせてしまうので、仲良くなっても心の距離感を保つ努力が大切です。そのためにも、安易に体の関係を許してしまわないようにしましょう。割り切れる自信があるなら勿論止めませんが(笑)。
結婚詐欺師の第一印象とは?
よくニュースなどで逮捕された結婚詐欺師の顔を見る度に、「えー!?なんでこんな冴えない男(女)に騙されるの?!」と、疑問に思っていました。
でもその理由が分かったのです。美男美女でないから「見た目が冴えない=モテない」という思い込みで、逆に警戒心を緩めてしまったりするのだなと思いました。
とはいえ、見た目が冴えないことを上回るような魅力的な面が何かないしらと、なかなか異性として好意を持てませんよね。まず結婚詐欺師の第一印象は非常に高く、突出した「マメさ」があることが共通しています。
異性を落とすのに必要な条件が備わっている(演出している)からこそ、自由自在に相手を操ることができるということです。
異性を落とすのに必要な条件というのは、例えば「一般的に女性にモテる男性」を例にするとこのような人です↓
これら全てに当てはまる必要はないですが、3〜4つ以上当てはまれば高確率で女性を射止めることができるでしょう。結婚詐欺師もご多分に漏れず、上記に当てはまります。
そして、それらは裏を返すとこういうことになります。
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全てのことは表裏一体。普段から物事を様々な角度から観察できると本質を見抜く力が高まって、詐欺師などに騙されないようになると思います。
意図的に「真面目さ」や「誠実さ」を演出
結婚詐欺とは、結婚を目的として相手(ターゲット)を騙し、利益(金品)を得ることです。相手に対して愛情や結婚の約束をして信頼関係を築いた後に、真の目的を明らかにしてくるのです。
つまり、相手(ターゲット)に自分のことを信用・信頼してもらうことが、奴らの仕事「結婚詐欺」の前提条件ということになります。例え1ミリでも相手に不信に思われたら計画が失敗する可能性があるのですから、最初の印象こそ気合が入る部分なのです。
ということで、初対面の時はもちろん目的を達成するまで気を抜かず「真面目で誠実な人」を演出して好印象を与えようとします。
さらに相手(ターゲット)が自分との結婚を信じ込むように仕向けるために、あらゆる手を尽くします。それこそが「詐欺師のテクニック」と言える部分なのです。
言ってみれば結婚詐欺師は優秀な営業マンのようなものです。コミュニケーション力の高さであったり、洞察力の高さ、計画性の緻密さなど、正当なビジネスに活かせばそれなりの収入を得られるような能力を持っています(それなのに何故詐欺を生業とするのかが本当に理解できない部分ですよね・・)。
例えば、結婚へ向けて交際する中でこういったストーリーを作りあげていきます。
これを見て「あれ?普通にこういう事ってあるんじゃない?」と思ったかもしれませんね。
そうなんです。実は一見、普通のカップルにありがちなストーリーでもあるのです。
結婚詐欺師の実態と見抜き方
結婚詐欺師の場合、普通のカップルと大きく違う点としては「ストーリーの展開の速さ」と「お金を引き出すための話」がいずれどこかのタイミングで出てくるところです。
結婚詐欺師は出会ってから早いタイミングで結婚の話になり、とんとん拍子で話が進むという特徴がありますよ
もしマッチングアプリなどで出会った人と、とんとん拍子で結婚への話が進んだ場合にはこのようなリスクも潜んでいることを思い出して欲しいのです。どんなに誠実そうで印象の良い相手であっても、あなたからお金を借りようとしたり預かろうとしたならば、一度話を白紙に戻すくらいの判断が必要だと思います。
また結婚詐欺の見抜き方としてよく言われる内容にこのようなものがあります。
しかし、これらはあくまでも基準であり例外があることも覚えておいてください。
念のため1つずつ掘り下げてみたいと思います。
一緒に写真を撮りたがらない:
詐欺師が既婚者の場合は、貞操権の侵害で訴えられる可能性もあるので極端に嫌がる可能性が高いですが、独身者などの場合は必ずしもそうとは限りません。
名刺をくれない:
詐欺師が経営者や個人事業主であった場合、必ずしもそうとは限りません。寧ろ信用されるために名刺を渡すことがあります。信用を得るためなら偽造したり、実際ペーパーカンパニーを立ち上げたり、個人事業主として登録する場合もあるのです。
また、もし過去を多く語らない又は誤魔化すような場合は、過去の不正や犯罪歴等を隠すために、ネームロンダリング(偽装縁組)などで他人に成りすましている可能性も考えられます。本人以外の第三者が戸籍を調べることはできないので、ネームロンダリングを見抜くのは難しいですが、調査会社で調べたり、何らかの訴訟提起をした場合には弁護士の権限で調べることができます。
家に招いてくれない:
詐欺師が偽名を使っている場合は嘘がバレるので、住所を明かしたり家に招くことはしないでしょう。
また詐欺師が既婚者の場合も当然拒否します。しかし本名を明かしていて一人暮らしの独身者なら、逆にどんどん家に招いて信用させます。更に悪どい場合は、既婚者であっても詐欺のために賃貸マンションやアパートを契約をしていることがあります。
家族や友達に会わせてくれない:
大抵の詐欺師はその通りで当てはまると思います。しかし相手(ターゲット)を信用させるためなら何でもしようとするのが詐欺師です。友人や家族が共犯者であったり幇助している場合なら、敢えて「婚約者」だと言って紹介すれば相手からの大きな信用を得られます。また「両親は既に他界」「一人っ子で兄弟はいない」「引っ越してきたばかり」などを前提にしている場合ならさほど不信にも思わないでしょう。
貯金や資産についていろいろ聞いてくる:
これこそ正に詐欺師が一番知りたい情報です。執拗に財産状況に探りを入れてくるようなら不信感を持つと思います。しかし繰り返しますが、奴らは「優秀な営業マン」のようなもので優れたコミュニケーション力を持っています。相手に悟られないようにさりげなく、少しずつ遠回しに情報収集します。
そのためお金を渡して詐欺だったと気がついたときに初めて「そういえば資産や貯金のことを聞かれたな」と思い出す程度です。
また、もし相手に不動産業の仲間がいれば持ち家の登記簿謄本を取り寄せたり、評価額を調べることも容易いでしょう。
自分にお金があることを匂わせる:
相手を安心させるためにも、お金の話を出した際に警戒させないためにも、詐欺師は自分を大きく見せます。マンションや車などの資産や貯金が多くあることや、会社で地位のあるポジションにいて稼ぎがいいこと、経営者なら大きな仕事を手がけたり羽振りの良さをアピールするでしょう。
とはいえ、それだけでは見抜けないのが実際のところだと思います。
その他の見抜き方のポイントに加えてこの点があるようなら”より怪しい”、となると思います。
それでは、結婚詐欺を見抜くためには何に気をつけたら良いと思いますか?
繰り返しになりますが、これに尽きると思います。
出会ってからの展開が早く、早い段階で「結婚」の話になることと、
その過程であなたにお金を出させる話が出ることです(お金を貸す、または預けるなど)
なので、お金の話にだけは敏感に反応してください!
それすらも自然にお金を出させるストーリーが用意されているので、不信感なく渡してしまうケースがあるくらいです。
とにかく「お金 = アウト!」をしっかりと頭に刻んで婚活・恋活をして危険回避しましょう!
詐欺の種類やそれぞれの特徴についてはこちらも読んでみてください。
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結婚詐欺師が狙う「利益」は金銭だけとは限らない
結婚詐欺といえば「お金を騙し取る」というイメージが強いかもしれませんね。
確かに現金を手渡しで騙しとるケースが一番多いと思いますが、古くからよくある結婚詐欺のように家などの財産を目当てに近づいてくることもあります。
実家を丸ごと乗っ取られるだなんて、資産家のお嬢さんにしてみたら本当に恐ろしいことです。
しかしそう言った事件は実際にあるのです。
お金に貪欲な結婚詐欺師はありとあらゆる手で資産を増やそうとするので、ネットやアプリで出会う場合は特に注意して警戒心を働かせましょう。
結婚詐欺に限らず注意することは?
インターネットやスマホの普及で昔と今の詐欺はだいぶ傾向が変わってきています。またこれからAIの進化によってさらに詐欺のテクニックは巧妙化されていくと思います。
時代が変われば騙す方も必死に手法を研究し、新たなやり方でターゲットに近づきます。詐欺師も生きるために最善を尽くします。それは当然でしょう。
そのため詐欺対策はその他の防犯や防災とも同じように、これだけ気をつければ大丈夫というようなものではないのです。
詐欺師の多くは人の弱みや感情につけ込んで目的である「金品を騙し取ること」を達成しようとします。
その目的への過程でどんなシナリオを繰り広げてくるかは想像できませんが、警戒心というアンテナを張り巡らせて、奴らの最終的な目的である「金品の移転」を未然に防ぐことはできると思います。
それが「お金 = アウト!」の部分なのです。
金品が自分の手から離れて奴らの手に移る前に阻止さえできれば詐欺は未遂で終わります。金品自体を渡しさえしなければ損失を防げるということなのです。
例え友人や信頼できる人でも「これ」が出たら要警戒!
結婚詐欺に限らず「詐欺対策のポイント」とは、これらが話題にのぼったら注意することだと私は言い切りたいと思います。
それは例え相手が長年信頼してきた友人や親戚、職場の人などでも当てはまります。
「友人に勧められた儲かる話に乗って大金を失った」などという話は案外多いです。もし信頼している人からうまい話・儲かる話を勧められたら、その時はその相手との関係を見直す時かもしれません。
今まで信頼してきた友人だからといって断れずに話に乗ってしまう前に、一度その人との距離を置く方が賢明でしょう。もしかするとその人も何か事情があって「うまい話の罠」にハマっているだけの可能性もあります。
消費者庁 – 友達から怪しいもうけ話を持ちかけられたら要注意!
お金のことでトラブルになると、家族や友人でも関係に亀裂が入って修復不可能になってしまいます。そうならないためにも、儲かるうまい話には絶対に乗らないことが大切です。
自分を守れるのは自分だけです。