自分を騙した詐欺師!まずは自力で徹底的に調べ上げた

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今やネットの時代ですから、ネットであらゆる情報を得ることができます。

時事ニュースや芸能ニュース、IT関連情報、旅行関連情報、お料理レシピ、
病気や健康に関する情報 等々。趣味に関することから学問、豆知識、
そして個人に関することまで何でもググる時代です。

特に若い世代を中心に、ネット検索はもはや辞書代わりなのではないかと
思います。

本を読んだり動画やアニメを見るのも音楽を聞くのも全てスマホ。
本屋もCD屋も潰れるわけですよ。

そんな時代ですから、出会った人物に関する情報だってググるのが常識
といっても良いと思います。

とはいえ、まだまだネット慣れしていない人や世代も多いと思います。
マッチングアプリを使うこと自体がネットの活用なので、出会った人物
のこともGoogleさんを使って調査する習慣をつけたいですね!

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出会ったばかりの頃にネット検索

というように、マッチングアプリを使う多くの人がやるであろう行為。
相手の名前をネットで検索することは、私も出会ってすぐに行いました。
付き合う相手がどんな人なのか、気になって当然ですからね。

学校や職場が一緒だったり友人の紹介だったりすれば、
共通の知り合いもたくさんいるし、相手の素性もある程度はわかる。
その気になれば探ることは容易いことです。

でもマッチングアプリで出会う相手となると、
共通の知り合いもいないし、相手がどこまで真実を語っているかもわからない。

自分の時は、まさか結婚詐欺師だなどとは縁がなさすぎて
思いつきもしませんでしたが、ビジネス勧誘や既婚者かもしれない、
またはヤリモクかもしれないなどの可能性は想定していました。

だからアプリ名やユーザー名、教えてくれた本名、居住地などで
ネット検索しまくりました。例えばこんなワード検索です。

本名
本名 + 居住地
アプリ名 + ユーザー名
アプリ名 + ”要注意人物”」
アプリ名 + ”要注意人物” + ユーザー名
アプリ名 + ”要注意人物” + ”一覧”」
アプリ名 + ”要注意人物” + ”一覧” + ”男”」
「”マッチングアプリ” + ”要注意人物”」
「”マッチングアプリ” + ”要注意人物” + ”一覧”」

Google検索は一度検索して時に出てこなくても、後日違うタイミングで
検索した時にはヒットしたということがよくあります。

なので、マッチングアプリで出会った相手のことは
一度だけでなく常に定期的に検索することも意味があります。

でも私の時には、相手の怪しい情報は何も出てこなかったし、
お友達だという人のFacebookの過去の投稿に、
仲間と一緒に写っている普通の写真がいくつもあったので
「友人情報も事実だった」と、なんとなく安心していました。

でも、その安心とお金のこととは切り離して考える必要があります。

例え友達でも、お金を借りたまま返さなかったり(返せなかったり)、
自分が利益を得るために『儲かる話』に勧誘してくる人もいますから。

どんなに信用している相手でも、自分がお金を貸したり
投資する話になったら、絶対に乗るべきではありません。
そのお金をあげるつもりだったり、戻らなくてもいいと思うなら
話は別ですが・・。

騙されたかもしれないと思った時にやったこと

相手にお金を貸したまま(渡したまま)別れてしまったり、
連絡が取れなくなったりした時、
騙されたかもしれないと疑いを持った時に、
まずはお金をかけなくても自力でできることは色々あると思います。

自らの経験をベースに、その例をご紹介します。

時系列表を作成

私の場合は、お金を貸したまま相手と別れた段階でまず、
出会いからの出来事を思い出しながら、時系列にまとめました。

時系列表の作成方法はこのリンクページを参考にしてください。

なぜ早々に時系列表を作成したかというと、まだその時点で
騙されたとは思っていなかったですが、返金催促のためには
弁護士に依頼するケースはあるだろうと思ったからです。

どんなに仲の良かった相手でも、お金に関するトラブルともなれば
円満解決などまずできないと思っておいた方がいいです。

交際期間の出来事や、相手が話したことなどは、記憶もどんどん
薄れますから、1日でも早く記録しておいた方が絶対に良いです。

LINEのやりとりとスケジュール表を照らし合わせながら、
相手が話したことやその時の様子、行った場所などを全て書き起こしました。

そのお陰で、実際に弁護士に依頼した時も警察に相談に行った時にも
スムーズに話を巣進めることができたのです。
そして自分の記憶もあやふやになってきましたが、自分の作った
資料がとても役に立ちました。

なぜなら、警察がいざ事件化するとなった時は、『いつ』それをしたかが
非常に重要な情報になるからです。記憶にだけ頼ると、1日ずれただけでも
状況判断や事実検証が正確にできなくなってしまうのです。

刑事さんや検事さんに聞かれた時に、自分の証言する日付がその都度
違えば信用度の低い情報になってしまいますからね。

やっておいて損はないので、時系列表は絶対に作成しておきましょう。

お金を渡した証拠になるものを集める

お金を渡したり貸したりした場合に、一番重要なものはなんといっても
借用書やそれに代わるものです。

借用書などがあれば、弁護士に依頼した場合にも返金の催促がしやすいです。
またそのような書類があれば、裁判所の「支払督促」手続きを利用しやすくなります。
支払督促は債権者の申し立てに基づいて、裁判所が認めれば強制差し押さえも
可能になる法的な手続きのことです。

とはいえ、借用書がない場合が多いと思いますので、そのような時には
状況証拠をできるだけ多く集めておくと良いです。
状況証拠になるものとして、例えばこのようなものがあります。

  • 相手にお金を渡すことになった経緯、又は
     渡したことがわかるメッセージやメールのログ

    (金額や渡した日なども書いてあると尚良い)
  • 渡したお金を銀行から引き出した時の通帳記録
  • お金を渡した時間にその場所にいたことを証明できる物や人
    例)同時刻その場所に二人と一緒にいた人
      飲食店などならレシート
      二人がその場所で会う約束をしたメッセージ記録 等々・・
  • xx月xx日に相手にお金(xxxxxxx円)を渡すことを書いた日記やスケジュールの記録
    (後からでなく、その時に書いたことがわかるもの)

このような状況証拠でも、どんな形で役に立つか分からないので、
できるだけ沢山集めておくようにしましょう。

SNSアカウントから情報収集

人からお金を借りておいてどんな生活をしているのかを知るためにも、
相手のあらゆるSNSアカウントは情報源となります。

一歩間違えるとストーカーのようになってしまうので、
あくまでお金を取り返すための情報収集という目的であることを
忘れないようにしましょう。

Facebook、Instagram、X(旧Twitter)などの他に、
場合によってはメルカリ、ヤフオク、ラクマなどのアカウントも
分かれば、役立つ情報を得られます。

特にFacebookはリアルの付き合いがある人との繋がりが濃いので、
どんな知り合いがいるのかを知ることができます。
もちろん相手の公開レベルにもよるので、投稿が一切見られなければ
情報は得られませんが・・・。

ネット検索で情報収集

「出会ったばかりの頃にネット検索」でも書いたようなことを、
この段階ではもっと執念深く行いました。

出会った頃より相手のことを知っていますから、検索する内容が
増えていると思います。

もし詐欺を疑っているのであれば、家族情報などもあると参考に
なるかもしれません。素人には何が有効な情報になるか分かりませんので
情報は多いほどいいと思います。

【検索ワード例】
● メールアドレス
● メールのアカウント部分のみ
● 会社名
● 職業名
● 肩書き
● 家族の名前   等々

これもあくまで情報収集です。
決してストーカーにならないよう気をつけましょう!

マッチングアプリへの報告

もしマッチングアプリなどのサービスを利用して出会ったのであれば、
お金を貸したまま返してくれないなどの情報は報告しておいた方が良いでしょう。

なぜなら、同じように別の人が被害に遭っているかもしれませんし、
今後も被害に遭う方が出る可能性があるからです。

サービスの事務局へ、既になんらかの被害報告が入っていれば強制退会の
処置をしてくれるかもしれませんし、そうでなくても情報の積み上げはしてくれる
はずです。

もし自分がまだそのサービスを退会していなければ、問い合わせフォームから
報告ができると思います。その場合に必要になるのは、そのアプリでの相手の
ユーザー名とマッチングした時期です。相手の写真の特徴など、確定するための
情報は多い方が良いと思います。

まだ相手も退会していなければ、相手のプロフィールから通報すれば確実です。

もし自分も既に退会してしまっていても、問い合わせフォームなどを探して
報告するようにしましょう。必ず何かしら運営事務局へコンタクトする方法が
あるはずです。

弁護士へ無料相談

この段階で一度弁護士への無料相談サービスを利用しました。

専門家の立場からもらう意見はとても有用なので、無料相談は利用した方が
良いと思います。

自分では思い付かないような証拠を残すためのアイデアをくれたり、
実は既に証拠になり得るものがあることに気がつかせてくれたりします。

無料サービスは、フル活用しましょう。

詐欺だったことが確定した時にしたこと

相手が詐欺師だったこと、騙されたことが確定した時には、
前項の内容に加えて次のことを行いました。

相手に返金依頼メールを出す

この時に送る手紙は内容証明でも良いと思いますが、私の時には
手紙という形で催促しました。
(詐欺ではなく、貸したお金が戻って来ない時も手紙での催促はした方が良いです)

手紙の内容は、もちろん相手が詐欺だなどと怪しんでいることには一切触れず
「お金が必要となって困っている」「お金を返して欲しい」と懇願する文面
で出しました。その際意識したのは、『いつ渡したお金』だったかや、
『渡した金額』が記録として残るように文面に含めました。

そして出す前には自分用のコピーも取っておきました。

手紙で催促する文例や、貸したお金を返金してくれない時の対処方法については、
【完全マニュアル】連絡が取れない!返金してくれないときのお役立ち情報
も参照してみてください。

警察に相談

詐欺にあった時に相談する警察署は、お金を渡した場所の管轄署なので、
その警察署へまず電話をかけてアポを取りました。

既に用意してある「時系列表」や、「お金を渡したことがわかる証拠(状況証拠)」、
「相手のプロフィールを記載したもの」など一式を揃え、警察署へ向かいました。

担当刑事さんは話を一生懸命聞いてくれましたが、被害届としての受理は
難しいという結果でした。

被害届を受理する限りは警察も何らか捜査をしなくてはならないわけですが、
(刑事さんもその相手は間違いなく詐欺だと言いつつ)状況証拠だけで
容疑者扱いをして警察の権限で調査をすることは許されないとのこと。

お金を渡したことが状況証拠しかないので、仮に相手に捜査を気付かれたら、
警察がその相手に訴られかねないということなのだそうです。

まあ、確かにそうですよね。
いかにお金を渡したという直接的な証拠(借用書やメッセージなどテキストで
残っているもの)が大事かということがよく分かりました。

これによって、警察も何もできないということがまずは分かったわけです。

同一人物による被害者仲間探し

この方法はあまり推奨しませんが、私の時は同じ相手による被害者が
絶対にいるはずだという確信があったので、仲間探しという目的と共に
次なる被害者を阻止したいという強い思いも込めて、ネットで呼びかけを行いました。

出会ったマッチングアプリの名称と、その時の相手のユーザー名、
相手の職業や居住エリア、特徴などを記載した上で、どんな風に危険な人物なのかを
書き込みました。
いくつかの掲示板やSNSでその情報を流しました。

運よく自分の場合には、その情報を見た同じ人物による被害者からメッセージが
来たので、最初は半信半疑ながらもお互いに自分の被害状況を少しずつ開示し、
間違いなく被害者仲間だと確信を持てた段階で顔合わせをしました。

そこから二人で協力しながら、まだ埋もれているであろう同じ人による被害者の
発掘を続けました。そうするうちに、一人二人と仲間が増えていったのです。

ネット書き込みの注意点!

某掲示板などで、実名の書き込みなども見受けられますが、例え騙された相手であっても場合によっては書き込んだ人物の方が誹謗中傷で訴えられてしまうことがあります。

どうしても実名で呼びかけたいという場合は、決して晒し者にするような書き方や、蔑むような表現は避けねばなりません。

もし書き込む際は、その相手にどんな被害を受けたか事実だけに留めましょう。
決して相手を罵ることが目的ではなく、被害者はが増えることを阻止することと、同じ人物による被害者仲間を探すことを目的にした書き方をするように気をつけなくてはいけません。

ネットへの書き込みはとてもリスクの高い行為だということを忘れないようにしてください。

本サイトでは詐欺被害者の仲間探しをサポートします

ネットへ書き込むことは、誰もがその書き込みを閲覧できてしまうことが問題と
なってしまうわけです。そのため本サイト運営事務局では皆様からの詐欺師情報を
お預かりして、同一人物による被害者を裏でマッチングしていくサポートを始めました。

詳細は詐欺被害者の仲間探しを参照してみてください。

もし同じ人物による被害者仲間が集まれば、集団訴訟や警察への被害届も
受理される可能性が高まります。

「できることは何でもやる!」
「自分を騙してお金を奪った相手を絶対に許さない!」
という強い気持ちで行動を起こして欲しいと思います。

絶対に泣き寝入りだけはしないでください
その『諦め』が被害者を増加させるのです。

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